コーディネーターの役割
コーディネーターとは、住まいづくりの道のりをともに歩む伴走者です。
主な業務内容:
- テーマづくり・仲間集めの企画
- 土地探し・不動産調査
- 資金計画の立案とアドバイス
- 設計者・施工者との調整
- 建築スケジュール・法令対応の管理
- 住民間の話し合いの調整・ファシリテーション
- 完成・引き渡し後のフォロー
専任コーディネーター紹介
H.K.
「住まいづくりって、もっと自由でいい。」
そう思ったとき、コーディネーターとしての道がはじまりました。
保有資格
- 一級建築士(設計・工事監理)
- 宅地建物取引士(不動産契約)
- ファイナンシャルプランナー2級(資金設計)
- 一級建築基準適合判定資格者(法規対応)
- 簿記3級(事業収支管理)
対応可能領域
- 建築設計・資金・法令・不動産・住民間の調整まで
- プロジェクト規模: 3〜20戸程度の中小規模
- 対応エリア: 大阪市・京都市・神戸市を中心とした関西圏
経歴
これまで関わったプロジェクトの一例をご紹介します
- 過去10年以上、建築・不動産・法規の実務に従事
コーディネートの流れ
「実際にどんなステップを進むの?」という疑問にお答えします。
1. テーマづくり・仲間集めの企画
コーポラティブハウスの出発点は、「どんな暮らしを実現したいか」というテーマです。
- 「子育てを地域でシェアしたい」「犬と一緒に暮らせる環境が欲しい」「食を大事にする人が集まる家にしたい」など、共感軸となる暮らしのテーマを立てます。
- コンセプトをもとに、**情報発信(SNS・WEBサイト・イベント)**を行い、参加希望者を募ります。
- 募集段階ではまだ土地がない場合も多く、柔軟な関わり方を紹介することが重要です。
2. 土地探し・不動産調査
コーポラティブハウスは土地の選定から始まる場合が多く、非常に重要な工程です。
- 希望地域・規模・価格帯を整理し、不動産仲介ネットワーク・空き地情報・公的機関の情報などを活用して調査。
- 接道条件、建ぺい率・容積率、高低差などを確認し、建築の可能性と法規上の制約を調査します。
- 同時に、事業予算に対して取得できる土地規模の調整も行います。
3. 資金計画の立案とアドバイス
住まいづくりには現実的な資金計画が欠かせません。世帯ごとの事情も丁寧に配慮します。
- 土地費用、建築費、設計料、登記費用、税金、外構工事費、共有施設費などの総予算を見積もります。
- 金融機関とのやり取りや、団体信用生命保険、住宅ローン控除などについても基礎的な説明とサポートを行います。
- 各参加者の自己資金や返済能力を踏まえ、無理のない参加形態を提案します。
4. 設計者・施工者との調整
建物の設計・施工は、プロジェクトの成功に直結します。専門家と住民の間をつなぐ役割です。
- 設計事務所や施工会社の選定において、見積り比較・実績確認・相性チェックを行います。
- 設計段階では、各住戸の要望と共用部分の調整をまとめ、設計者にスムーズに伝えます。
- 工事中も、予算管理・設計変更・品質管理などを設計者や施工者とともに住民に分かりやすく報告・説明します。
5. 建築スケジュール・法令対応の管理
建築基準法、都市計画法などに関わる手続きや、確認申請などのスケジュール調整を行います。
- 開発許可、建築確認、検査済証の取得など、行政との手続きを設計者と連携して管理します。
- 工期や工程に遅れが出ないよう、設計・施工・資金実行のタイミングを調整。
- 住民側へのスケジュール共有・タスク整理も含めて主導します。
6. 住民間の話し合いの調整・ファシリテーション
合意形成と信頼関係づくりが、コーポラティブハウスでは最も重要です。
- 各住戸の希望・価値観・懸念点を丁寧に拾い上げながら、建設的な対話と合意形成を促します。
- 仕様・共用ルール・予算配分など、対立の出やすい部分の調整・落としどころの提示を行います。
- 初対面の人同士が長期にわたって協働できるよう、チームビルディングやコミュニケーション支援も行います。
7. 完成・引き渡し後のフォロー
入居した後こそ、本当の意味での“共同生活”が始まります。
- 入居後の共用部分の使い方や管理方法についてアドバイスを行います。
- 「管理組合」や「自治会」の立ち上げ支援、合意形成のしくみづくりをサポート。
- 問題が起きた際の調停役や、次回以降の改修・増築・運用相談も可能です。
このように、コーディネーターは単なる「事務手続きの代行者」ではなく、
プロジェクト全体のハブであり、住民のビジョンと専門家の知識をつなぐ存在です。
よくある質問
- コーディネーター費用はどのくらい?
- まだ土地がなくても相談できますか?
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「まだ漠然としているけれど話してみたい」という段階でも大歓迎です。
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